デュアルシンクロデッキの使い方
シンクロ召喚追加から数日経ったものの、まだまだ空牙団やアマゾネスといった既存デッキがシンクロ召喚デッキを圧倒している今日この頃、皆さんいかがお過ごしだろうか。
私はと言うと、クロウも龍可も無事に解放し、新パック2周&新ストラク1セットをゲットしてガッツリシンクロ使いになろうとしているところである。空牙団やアマゾネスデッキを組めるだけのジェムがあったはずなのに、全て最新パックに使い果たして若干後悔しているが……
新スキルである「レベル上昇」を用いてシンクロを狙いつつガスタで暴れるデッキを組んではみたものの、普通にランクマでボコボコにされたりスタンダードデュエリスト相手に引き分ける珍事を引き起こしたりと迷走中。今回紹介するデュアルシンクロ以外のシンクロデッキは全く息をしていなくて悲しい限りである……。
(デュエルリンクス初引き分け。神鳥シムルグをコントロール奪取してバーンダメージでギリギリ引き分けに持ち込んだ試合だったから、実質負けみたいなもん)
さて今回は、新パックを利用して組んだシンクロ用デッキ、デュアルシンクロデッキについて語っていきたいと思う。
新パックのカードのみならずカードトレーダーから入手しなければならないカードも多く、ゲームを始めたばかりのプレイヤーには構築難度が高いかもしれないが、環境デッキ相手でもギリギリ勝負になるシンクロデッキはそう多くないので(まだ研究段階なせいもあるが)、シンクロ召喚で思いっきり戦ってみたいD・ホイーラー諸君にとって参考になれば幸いである。
構成
モンスター
(合計14枚)
魔法
- スーペルヴィス ×3
- フォース・リリース ×2
(合計5枚)
罠
- 狡猾な落とし穴 ×1
(合計1枚)
EXデッキ
- スターダスト・ドラゴン ×2
- ブラック・ブルドラゴ ×2
- X―セイバー ウェイン ×1
スキル
絆の力!
デッキコンセプト
再度召喚することでレベル4のチューナーとなるチューンド・マジシャンを軸にレベル4のデュアルモンスターで相手と戦闘を繰り広げ、レベル4のチューナーとなったチューンド・マジシャンと豊富なレベル4のデュアルモンスターによる合計レベル8のシンクロモンスターをガンガン召喚して相手を叩き潰すのがこのデッキのコンセプト。レベル4でモンスターを統一している上に、デュアル専用の強力サポートカードであるスーペルヴィスやフォースリリースのお陰で中々の展開速度を持つため、チューンド・マジシャンさえ呼び込めればどこからでもシンクロが狙えるようになっている。シンクロモンスターにもデュアルデッキ専用の強力効果を持つブラックブルドラゴや最強クラスのストッパー性能を誇るスターダストドラゴンが揃っており、環境デッキにも引けを取らない爆発力や戦線維持能力がある。
スタダがキーとなるデッキであり、どうせなら遊星で戦いたいのでスキルは遊星の「絆の力!」を使用。何も考えずに汎用スキルを採用した割にはいい仕事をしてくれる。
欠点は、チューンド・マジシャンを引かなければただの下級ビートダウンデッキと化すことと、初動スピードが若干足りないこと(手札次第ではあるが、3~6ターン目辺りが一番パワーあるかも)。立ち回りに注意しないと相手の墓地封じをモロに食らう点にも注意が必要。効果を封じられる類のカードも苦手だし、魔法罠をガン伏せされるのもつらい。
また、相手のデッキを見てからスタダを出すかブルドラゴを出すか選択できるのはかなりの強みなのだが、裏を返せばこの2択をしくじるとデュエルの勝ち負けそのものが変わってしまうことが多く、心臓に悪いデッキとなっている。相手のデッキによっては、スタダとブルドラゴの2択を見てからでも対処が余裕で間に合うケースがあるので辛いところ。
カード紹介
・クリボール
説明不要の高性能防御札。
シンクロ召喚へ繋げるための守りの要。
クリボール対策ができるカードも増えてきてはいるものの、クリボールの採用率がそこまで高いわけではないので相変わらず対策されにくい。強い。
防御札以外の役割としては、未来サムライの効果使用のために墓地から除外する、超緊急時に召喚してチューンドマジシャンをチューニングしてXセイバーウェインを召喚する、といったところ。未来サムライの方は結構使う。Xセイバーは殆ど召喚したことがないのでオマケ程度の扱い。
・業火の重騎士
このデッキの数少ないまともな下級アタッカー。
デュアル召喚すれば、相手が特殊召喚したモンスターと戦闘を行うときに問答無用で除外できる。が、防御力が致命的に低いので、苦労してデュアル効果を発動しても寝かされて泣くことも多い。
わざわざスーペルヴィスを使うほどかと言われると微妙なモンスターではあるが、相手によってはぶっ刺さるので一考の余地はある。
・炎妖蝶ウィルプス
このデッキの主軸モンスター。展開要員。
スーペルヴィスとの相性が非常に良く、
- 炎妖蝶ウィルプスにスーペルヴィスを装備
- 炎妖蝶ウィルプスの効果発動、墓地のチューンドマジシャンをデュアル状態で特殊召喚
- スーペルヴィスの効果発動、墓地のレベル4モンスターを特殊召喚
- 特殊召喚された2体を用いてシンクロ召喚
……といった、お手軽に気持ちよくなれるソリティアができる。このデッキの軸となる動き。チューンドマジシャンではなく未来サムライを特殊召喚して直接相手モンスターを破壊する動きもそこそこ使う。
一応攻防共に1500あり、スキル「絆の力!」があれば最低限の攻撃ラインには達する。激しい総力戦となった場合には、このモンスターも素の状態で戦線に並べて相手のLPを押し込みに行くことも多い(空牙団やヴァンパイア相手だと特に多い)。
・デュアル・スコーピオン
このデッキの隠し玉。
召喚した際に手札からレベル4以下のデュアルモンスター1体を特殊召喚できる。それを生かして、
という高速展開で一気に状況有利を取っていく。デッキの方向性次第では複数枚積んでもいいかもしれない。攻撃力も最低限の1600はあるので、引きが悪くて攻め切れないときはスコーピオンも出してスキル「絆の力!」で無理矢理勝負に出ることも。
注意しなければならないことは、スコーピオン+チューンドマジシャンの組み合わせではブルドラゴをシンクロ召喚できないこと。どうしてもスタダを出すしかなくなるので選択肢が狭まってしまう。
・チューンド・マジシャン
このデッキのメインカード。相棒枠。こいつがいないと何も始まらない。
チューナーになるというデュアル効果を持つ。
デッキモンスターが全てレベル4で構成されているこのデッキなら、「チューナー化したチューンドマジシャン+もう1体のモンスター」の組み合わせでシンクロ召喚が可能。魔法カードのサポートもあって、どこからでも柔軟にシンクロへと繋げられるのが強み。攻撃力も1800あるので、このデッキでは心強い下級アタッカーとなる。守備力1600も地味に良い仕事をしており、デッキばれを防ぐために裏側守備表示でフィールドに出しても相手に破壊されないことがたまにある。
・未来サムライ
このデッキの隠し玉その2。新パックで追加されたモンスターなので警戒されにくい。ガイアジェネシスを引いてないせいでダークヴァルキリアがいないから代わりに採用したという経緯は秘密。
1ターンに1度、墓地のモンスターを除外することでフィールド上の表側表示モンスター1体を破壊する。表側ということには注意が必要。
なにがなんでも確実に相手モンスターを破壊したい場合には、優先してスーペルヴィスやフォースリリースを使うことも。ただ、その後の状況不利を招きやすいので基本的にはやらない行動。やるとしたら、
- チューンドマジシャンと未来サムライをフィールドに並べる
- フォースリリース発動
- 未来サムライの効果で相手モンスターを破壊
- チューンドマジシャンと未来サムライでシンクロ召喚
……が鉄板の流れ。ダークヴァルキリアで良いじゃんは禁句。
攻撃力は最低限の1600。このデッキなら貴重な戦力。ダークヴァルキリアは1800あるが。
・スーペルヴィス
デュアルデッキ必須カード。
装備したモンスターを再度召喚した状態にし、このカードがフィールドから墓地へ送られたときに墓地の通常モンスターを特殊召喚できる。
このデッキでの主な役割はチューンドマジシャンや炎妖蝶ウィルプスに装備して一気にシンクロ召喚に繋げること。墓地からの蘇生効果が非常に強力で、炎妖蝶ウィルプスに装備すれば召喚権を一度使用しただけでシンクロに繋げられ、チューンドマジシャンに装備してシンクロ召喚を行えばスーペルヴィスの効果で再びチューンドマジシャンを召喚して横展開しつつ次のターン以降のシンクロ召喚の足掛かりにできる。非常に強力。
その他のデュアルモンスターに装備しても良い仕事をする。デュアル効果で相手モンスターを1体持っていきつつ、そのモンスターが破壊されても墓地からの特殊召喚による戦線維持が可能。
・フォース・リリース
新パックで追加されたデュアル専用カード。4,5枚目のスーペルヴィス。
発動時に自分フィールド上にいるモンスターを全て再度召喚した状態にし、エンドフェイズ時にフォースリリースが適用されたモンスターを裏側守備表示にする。
速攻魔法ではあるが、このデッキだとコンバットトリックができるデュアルモンスターがいないので普通の魔法カードとして取り扱うことが多い。基本的にはスーペルヴィスの代用品。ただし、このデッキの場合はシンクロ召喚に繋げることが多いので、裏側守備表示になるデメリットは殆ど気にならない。上の項で述べた未来サムライを絡めたコンボを行えばスーペルヴィスとの差別化も可能。
このカードとスーペルヴィスの両方がある場合は状況に応じて使い分けたいが、スーペルヴィスの方が優秀なことが多い。が、フォースリリースで十分な場面なら切り札温存のために積極的に使いたい。また、相手フィールドに空牙団のウィズが存在する場合はフォースリリースから出して敢えて空牙団のウィズの効果を使わせて囮にしつつ、本命であるスーペルヴィスを通していきたいところ。
・狡猾な落とし穴
このデッキの頼れる除去札。分かりやすい1:2交換カード。
罠カードを一切採用していなかったので採用。
大量展開デッキを止めたり、相手の主力モンスターを破壊したりと大活躍。一枚しか採用していないので引けたらラッキー程度ではあるが、このラッキーのお陰で環境最強デッキ相手でも勝ち筋が残る。
・スターダスト・ドラゴン
このデッキのエースその2。遊星さん的には一番手エースだろうけど……
刺さる相手にはぶっ刺さる、そんな性能のシンクロモンスター。空牙団の除去効果を無効にしたり、上の項で述べた狡猾な落とし穴を無力化したり、ヴァンパイアデッキのグレイスによるコンボを無効化したり。無効化した上に破壊できるし、場合によっては一時撤退能力が役に立つこともある(返しのターンでスキル「絆の力!」で突っ込めば空牙団のダイナの攻撃力を超えられる)。
欠点は、若干頼りない2500の攻撃力と、効果を使った際に一時撤退すること。素晴らしいストッパー能力を持っている癖に上から物理で殴られて終わりでは報われない。基本的には最初はブルドラゴをシンクロ召喚して、後からスタダを召喚して盤石の体制を築きたいところ(相手のデッキ次第ではあるが)。また、効果を使った際の一時撤退は、下手をすれば相手によるワンキルを誘発しかねない。注意すること。
・ブラック・ブルドラゴ
このデッキのエースその1。
攻撃3000防御2600と頼りがいのあるステータス、1ターンに1度手札のデュアルモンスターを墓地へ送って発動できる相手フィールド上の魔法罠破壊、そして極めつけはブルドラゴが破壊された後に再度召喚状態で墓地のモンスターを特殊召喚できる戦線維持能力。どれを取っても一級品の性能をしている。ブルドラゴを破壊してもチューンドマジシャンや炎妖蝶ウィルプス特殊召喚から第二第三のブルドラゴやスタダが出てくるのは中々に絶望的。
欠点は、魔法罠破壊効果が若干扱いづらいこと。手札消費の激しいこのデッキだと、肝心の手札コストがないせいで魔法罠が破壊できないこともザラ。貴重な手札のデュアルモンスターを捨てた挙句、相手にフリーチェーンの魔法罠で仕事をされたら泣くしかない。1枚ずつしか破壊できないため、アマゾネスデッキのように潔く魔法罠3枚伏せを敢行されるともはやお手上げ。勝ち筋が無くはないとはいえ、アマゾネスデッキ相手だと殆ど勝てない。
・X―セイバー ウェイン
使ったことが殆どない。ただの飾り。
採用した当初は、
- チューンドマジシャンとクリボールでシンクロ召喚できる
- ウェインの効果を使えば、未来サムライを更に展開できる
- 更に言えば、「ウェインシンクロ召喚→デュアルスコーピオン特殊召喚→未来サムライ特殊召喚」の横展開ができる
……といった妄想に浸りながら採用したのだが、蓋を開けてみれば使わず仕舞い。碌な効果を持たない攻撃力2100以下を大量に並べるよりも、確実に強力なシンクロモンスターを出した方が良いに決まっているし、わざわざクリボールを消費するメリットが薄い。どうしてこうなった。
……一応、「死のマジックボックス&サクリファイスロータス」という新時代のバーンデッキギミックを「送り付けられたサクリファイスロータス&チューンドマジシャンでウェインをシンクロ召喚」で回避できるので、今のところは続投中。ただし、サクリファイスロータスを潰すためだけにわざわざチューンドマジシャンを消費させられるのも癪なので考え中。死のマジックボックス自体はスタダで対処できるとはいえ、そのときにスタダが場にいるかどうかといわれるとかなり怪しい。やはり後出しで対処していくしかないか……。
プレイング
- 序盤
シンクロにもっていくパターンは主に2つ。
1つ目は、
- レベル4モンスターをセットor召喚(この段階でチューンドマジシャンを出しても良い、炎妖蝶ウィルプスを考慮するなら積極的に出すべし)
- 奈落の落とし穴やクリボールで守り切る
- 次の自分ターンにチューンドマジシャンとレベル4モンスターを並べる
- チューンドマジシャンにスーペルヴィスかフォースリリースを使う
- シンクロ召喚、スーペルヴィスを使用した場合はその効果で更にモンスターを展開(基本的には2度目のシンクロを狙うためにチューンドマジシャンを蘇生)
……というパターン。そしてもう1つは、
- 墓地にチューンドマジシャンを置く(召喚後に攻撃して相手の罠を消費させつつ墓地へ行く or セットして相手に破壊してもらって墓地へ行く)
- 炎妖蝶ウィルプスを召喚、スーペルヴィスを装備
- 炎妖蝶ウィルプスの効果発動、墓地のチューンドマジシャンを召喚
- スーペルヴィスの効果発動、墓地のレベル4モンスターを召喚
- シンクロ召喚
……のパターン。この2つ以外にもデュアルスコーピオンから一気に展開するパターンもあるが、基本は上記の2つ。手札に応じて最適なシンクロ召喚を行いたいところ。
特筆しておくこととしては、墓地のカードを除外するギミックがあるデッキ相手には、2つ目のパターンを遂行しようとするとドツボに嵌ることくらいか。ただし、新パックが出てから日も浅い上にデュアルシンクロ自体が微妙なデッキなので、警戒されなければすんなり墓地利用できることもある。
優先的に召喚したいのは、上の方の項でも述べた通りブルドラゴ。だがしかし、ヴァンパイアデッキや空牙団相手ならスタダも候補に挙がってくる。ただし、その両方のデッキでスタダの攻撃力を超えるor相打ちにする手段があるので注意。シンクロデッキの癖に展開スピードが足りない……。
数は多くないが、ネフユベル相手なら迷うことなくスタダを選ぶべし。
運悪く一切シンクロ召喚が狙えそうにないなら、クリボールと姑息な落とし穴を駆使して下級ビートダウンデッキとして戦闘を繰り広げることになる。業火の重騎士や未来サムライによるモンスター除去も使わないと勝てないので、スーペルヴィスかフォースリリースの使いどころが重要になってくる。重要な場面でしっかり相手の主力を潰すために使いたい。シンクロに頼らずに一気に勝負を決めに出る勇気と、シンクロ召喚のチャンスがめぐってくるのを信じて重要カードを温存する勇気の両方が必要になってくる。
- 中盤(シンクロ召喚後)
召喚後は臆さず攻めたいところだが、現環境だと分断の壁が大量に待ち構えてることが多く危険。かといって、ブルドラゴの効果で貴重な手札のデュアルモンスターを消費して破壊しに行くと、フリーチェーンのバージェストマ・カナディアや姑息な落とし穴、エネコンなどを使われて絶望することも多い。これだけ魔法罠カードが充実していると読みあいが意味を成さないので、ぶっちゃけ運次第。コイントスでもして決めるべし。魔法罠を破壊した後攻撃しないというのも手。
一番勝利が近くなるのは、ブルドラゴとスタダを並べることに成功したとき。なるべく早くこの2体を並べたい。相手のデッキ次第ではブルドラゴ2体やスタダ2体もアリ。
- 終盤
シンクロモンスターを突破されてしまった場合も、落ち着いて次のシンクロ召喚の準備をしたり、下級モンスターで踏ん張って泥仕合をものにしたりして勝利を狙っていく。特に、ブルドラゴは破壊されても墓地のモンスターを再召喚状態で特殊召喚できるため、次のターンに即座にシンクロ召喚をして切り返したり、未来サムライを特殊召喚して効果で確実に相手の場を開けたりと様々な選択肢が取れる。ただでは死なず後続に希望を繋ぐブルドラゴさんマジエース。
終盤のスーペルヴィスは引けたらかなり心強い。一気に勝負を決めるべし。
入れ替え候補のカード(スキル)
・エヴォルテクターシュバリエ
攻撃力1900のアタッカー。
自分フィールド上の装備魔法カードを墓地に送ることで、相手の場のカードを1枚破壊できる。スーペルヴィスを墓地へ送ってモンスターを横へ展開しつつ除去を行うのが強い動き。絶対にスーペルヴィスを消費する関係上、シンクロを狙うこのデッキとの相性は微妙。ただし、単純にアタッカーとして強いので採用の余地はある。
・ダークヴァルキリア
攻撃力1800のアタッカー。
再度召喚することで魔力カウンターが1つ乗る。乗っている状態であれば攻撃力が2100となり、その魔力カウンターを取り除くことでフィールド上のモンスター1体を破壊できる。ぶっちゃけ未来サムライより強い。持っているのであれば、基本的にはこちらを採用したい。
・デュアルスパーク
自分フィールド上のレベル4デュアルモンスターをリリースし、フィールド上のカード1枚を破壊、更にその後カードを1枚ドローする超強力速攻魔法。持ってないので採用していないが、持っていれば多分採用している。チューンドマジシャンを能動的に墓地へ送れるのも評価点。スピードデュエルだと若干手札事故が怖くなるリスクはあるが、それでも強い。このデッキだとクリボールの入れ替え候補。
・デュアルサモナー
攻撃力1500のサポートモンスター。相手ターンのエンドフェイズ時に500LPを払うことで、手札かフィールド上のデュアルモンスターを召喚できる。このカード自身が1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない効果を持つため、横展開が遅いデッキ相手なら一気に畳みかけることも可能。ただし、攻撃力1500であるために馬鹿にならない戦闘ダメージを受けた上に500ポイントのライフを払うとなると結構厳しかったりもする。高速展開デッキ相手だと一瞬で消し炭になるのも難点。相手依存のカードになりがちだが、爆発力は魅力的なので採用の余地はある。
・ヴィクティム・カウンター
カウンター罠。デュアルモンスター1体を裏側守備表示にすることで、相手の魔法カードの発動を無効にして破壊する。
魔法カードが蔓延る環境になるようであれば、採用の余地あり。今の環境だと少し微妙か(主にアマゾネス)。